UT/400-iPDC Ver.9
新機能説明
株式会社アイエステクノポート
●標準対応「UT/400-iPDCコンソール」機能拡張
-オーバーレイ編集時の操作性向上(属性一括変更、罫線一括設定など)
オーバーレイ関連-条件指定による罫線付与-文字のコピー機能-画像配置位置の微調整-ページ番号付与
PDF作成時の機能拡張-先頭ページ付与-PDF名称記号の追加
運用面の拡張-オーバレイ定義参照時の特殊値追加(ユーザーデータ、用紙タイプ)-各種メンテナンスメニューの使用権限設定
●機能オプション対応バーコードオプション
-バーコード指定時の文字連結機能-バーコードの印字位置および高さ調整
●連携オプション追加新ファイル転送オプション(FTP転送でなくソケット通信による転送)
-ダブルバイト名称対応可能-転送先で自動的にフォルダー作成可能
新機能概要 2
オーバーレイ編集 操作性の向上
●罫線およびボックス一括設定
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罫線およびボックスの一括設定が可能
プロパティ画面上で、「連続設定」をチェックし、間隔と本数を指定する事により、連続して設定する事ができます。
※ボックス、ライン属性共に対応しています。
4オーバーレイ編集 操作性の向上
●属性一括変更
属性の一括変更が可能
変更属性のみの編集画面上で、設定済項目を複数選択し、内容を変更する事により、一括で変更を行う事ができます。
この例では、ボックスの色を一括で変更しています。
変更する属性を選択します。
※ ライン、ボックス、三角形、文字修飾、固定文字属性共に対応しています。
●条件指定による属性付加
5オーバーレイ関連
文字列および数値判定による条件が指定可能
指定した条件に合致した場合のみ、属性を付加する事ができます。
この例では、文字列を判定して罫線を付与しています。
※ 現行の文字修飾、固定文字の他、ボックス、三角形、ライン、固定画像属性に対応しました。
●文字のコピー機能(文字修飾)
6オーバーレイ関連
文字列を複製して別の場所に配置する事が可能。複製時に通常の修飾も行えます。
文字修飾プロパティより文字複製をチェックし、コピー位置を指定します。
●画像配置位置の微調整
7オーバーレイ関連
画像の配置時の開始ポジション(左下)を微調整する事が可能。
通常ポジションの場合、若干画像位置が右上によっている。
微調整する事により、綺麗に配置できます。
●ページ番号付与(固定文字)
8オーバーレイ関連
任意の位置に総ページおよびページ数を印字する事が可能。通常の修飾も行えます。
ページ数/総ページ
※間のスラッシュ等の区切文字は、通常の固定文字列として設定します。
●先頭ページ付加
9PDF作成時の機能拡張
【先頭ページのレイアウト編集】 【対象スプール登録】
先頭ページを付加する事が可能。
FAXやMAIL送信時などに書類送付状などを同時に作成可能です。先頭ページには通常と同様にオーバーレイを付加する事も可能です。
PDFファイル名やディレクトリと同様に変数の指定ができるので、スプールの印字データや属性情報から値を取得し、動的に内容を変更する事が可能です。
スプール単位に、先頭ページ用のオーバーレイ(使用する場合)とレイアウトのTEXT-IDを設定します。
● PDF名称記号の追加
10PDF作成時の機能拡張
PDF名称に設定可能な値として、以下の属性値を追加しました。
ID 名称記号 名称 備考
29 #SPLHM4# スプール時刻 HHMM スプール作成時刻(時分)
40 #EXETM6# 処理時間 HHMMSS PDF作成処理時間(時分秒)
41 #EXEHM4# 処理時間 HHMM PDF作成処理時間(時分)
42 #EXEHH2# 処理時間 HH PDF作成処理時間(時)
43 #EXEMS4# 処理時間 MMSS PDF作成処理時間(分秒)
44 #EXEMN2# 処理時間 MM PDF作成処理時間(分)
45 #EXESS2# 処理時間 SS PDF作成処理時間(秒)
46 #EXEMS6# 処理時間ミリ秒 PDF作成処理時間(ミリ秒)
53 #DATTIM# 作成年月日時分秒 作成日付と時刻を連結(ハイフン無しで連結)例:20151015143015
54 #JNOSNO# JOB-NO + SPL-NO スプール作成ジョブ名とスプール番号を連結(ハイフン無しで連結)例:260667000016
55 #SPLNO2# SPL-NO 前方ゼロ付 スプール番号の前方ゼロを除去しない(通常の「#SPLNUM#」は除去されます)例:(通常)16→(新規)000016
iPDCバーコードオプション
●バーコード指定時の文字連結および特定文字除去機能
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QRと同様にバーコード化する文字列を複数個所から指定して、連結する事が可能。(最大10箇所)
指定した文字列内の特定文字を除去してバーコード化する事が可能です。
【文字連結】 【特定文字除去】
この例では、’-’(ハイフン)を除去しています。
※ 文字連結と特定文字の除去を同時に指定する事も可能です。
iPDCバーコードオプション
●印字位置および高さ調整
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印字位置および高さの微調整が可能。
印字位置調整については、QR含め、全てのバーコードで可能。高さについては、QRおよび郵政バーコード以外で可能。
従来の髙さ指定では、これ以上高くした場合、上部の文字に掛かってしまう。
開始位置と高さを調整する事により、枠内に綺麗にバーコードを印字する事ができます。
●オーバレイ定義参照時の特殊値追加
運用面の強化 13
特殊値 スプール属性 備考
*USDT USRDAT(ユーザー・データ)
スプール・ファイルのユーザー・データにセットされている値でオーバーレイ定義を参照します。
*FORM FORMTYPE
(用紙タイプ)スプール・ファイルの用紙タイプにセットされている値でオーバーレイ定義を参照します。
設定可能な値として、スプール名称の他に以下の特殊値を追加しました。
●各種メンテナンス・メニューの使用権限設定
運用面の強化 14
ユーザーまたはユーザー・クラス単位に使用可能なメンテナンス・メニューを設定する事が可能。
設定可能なメニュー 備考
PDF自動作成設定 PDFを自動作成する為の設定
PDF作成概要登録 PDFファイルのプロパティに表示される項目の設定
セキュリティーマスタ保守 動的にセキュリティ内容を変更する際の設定
PC-CMD情報登録 自動表示オプション使用時の情報設定
導入情報照会 製品のライセンス情報の確認
メニュー使用権限設定 当機能の設定(新規メニュー)
任意のユーザー名またはユーザークラス毎に、使用を許可するメニュー項目を指定します。
<設定可能なユーザークラス>*USER*SYSOPR*PGMR*SECADM*SECOFR
※初期出荷時、*SECOFRクラスは全て許可に設定されています。
【メニュー使用権限設定画面】
連携オプション追加
●UT/400 Auto File Transferソケット通信によるファイル転送機能を提供します。
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UT/400-iPDC
UT/400Auto File Transfer
(Send)
UT/400Auto File Transfer
(Receive)
ソケット通信
営業本部
第一営業部
第二営業部
一課
二課
●ダブルバイト(日本語)のファイル名やフォルダー名の指定が可能。●ファイルサーバー側のフォルダーを自動生成する事が可能。
サーバー側に常駐し、受信を監視します。
※ ソケット通信によるファイルを転送となるので、社内のセキュリティポリシー上、FTPが許可されていない場合でも、ご利用頂けます。
サーバ内閲覧・表示・印刷
2016.3