245 ヤマト科学
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www.yamato-net.co.jp 0120-405-525●仕様および外観は改良のため予告なく変更することがありますのでご了承ください。製品カラーは、撮影・印刷インキの関係で実際の色と異なって見えることがあります。
Acid Exhaust Gas Cleaning System
白煙除去装置(酸性ヒューム用)CRH-20S/W(フィルタ式)
酸性ガスの白煙除去が可能です
CRH-20
■特徴
■使用分野
■仕様(屋内/屋外型)
■性能
鉄鋼・分析・食品・化学・半導体等/試験研究機関、分析業、放射線環境分析等の白煙(酸性ヒューム)除去に推奨いたします。
※酸性ヒューム(白煙)の除去酸の加熱により、酸性ガスが発生し、大気中の水分と結合、粒子化します。この粒子が白煙です。この粒子径は0.05~0.5μの大きさであり、粒子自体が運動性を持ち、単独で動き回る現象が起こります。これをブラウン運動といいます。ブラウン運動により、白煙は湿式スクラバのシャワー粒子との結合ができず、そのまま大気に放出されます。このため酸性ヒューム(白煙)を除去するためには、本機のような特殊な装置が必要になります。
●酸性ガスの白煙除去が可能 塩酸、硝酸、硫酸、フッ酸、過塩素酸の白煙除去が可能です(ただし、CRH-20Sでは過塩素酸白煙の除去はできません)。
●間口は1,500mm、奥行きは750mmとコンパクト設計ですので、室内設置が容易です。
●フィルタ式の特徴 1. 塩素、硫酸、硝酸、フッ素の比較的粒子径の大きな場合はシ
ングル型(CRH-S型)、発生量が多い場合はダブル型(CRH-W型)を使用します。
2. 過塩素酸を使用する場合はダブル型(CRH-W型)を選定してください。
3. 前処理用のスクラバもセットになっていますので、別途購入の必要がありません。
4. 装置のメンテナンスの時期がわかるように、差圧計を装備しています。
●フィルタ式白煙(酸性ヒューム)除去方法 特殊な繊維フィルタの面で凝縮させ白煙を除去します。湿式スクラバより排出されるものは水分、ガス、ヒュームです。これがフィルタ面に衝突して捕集され、凝縮し、液状になって落下します。
加熱 /ガス発生
除去
湿式スクラバ内
除去
特殊フィルタ層 大気
酸性ガス
酸性ガス+水分
水分
シャワー粒子
白煙除去された排気
ヒュームフード内
フロー図(フィルタ式)
寸法図(mm)
CRH-20S シングル型 CRH-20W ダブル型
白煙(酸性ヒューム) シャワーの粒子
商品コード A000043 A000044品 名 フィルタ式白煙除去装置型 式 CRH-20S CRH-20W方式 充填塔および繊維フィルタ式
性 能
白煙処理 目視にて白煙が確認できないレベルまで除去処理風量 10~20m3/min※機内静圧 0.6~1.6kPa対象酸性化学薬品 塩酸、硝酸、硫酸、フッ酸 塩酸、硝酸、硫酸、フッ酸、過塩素酸
構 成
外装 硬質塩化ビニル本体材質 硬質塩化ビニル操作スイッチ 付属差圧計 付属充填材 ポリプロピレン特殊フィルタ数量 カートリッジ式繊維フィルタ 20本 カートリッジ式繊維フィルタ 40本フィルタ類(主材) ポリプロピレン、ポリエチレン、ポリエステル循環ポンプ 三相200V 0.75kWタンク(約l) 300吸入・排気ダクト径 呼び径250・呼び径250給水・排水径 呼び径20・呼び径30排風機 別途
電源 三相200V 15A外寸法(mm)(間口×奥行×高さ)突起部を除く
1,500×750×2,250
運転重量(約kg) 400 450オプション ヒュームフード連動信号線、ヒュームフード接続ダクト必要設備 給水、排水、電気、ダクト※ 他の風量にも対応可能です。ご相談ください。
※洗浄液はアルカリ溶液を使用します。<試験方法/社内試験による>発生条件:加熱温度250℃。試薬量5~20mℓを10個のビーカで処理。発生時間:30~60分。
試薬名(試薬濃度) 化学式 洗浄液※ フィルタ式/CRH型白煙の目視CRH-20S CRH-20W
塩化水素(37%溶液) HCl NaOH 白煙なし 白煙なし硝酸(65%溶液) HNO3 NaOH 白煙なし 白煙なし硫酸(49%溶液) H2SO4 NaOH 白煙なし 白煙なし過塩素酸(70%溶液) HClO4 NaOH わずかに残る 白煙なしフッ化水素(55%溶液) HF NaOH 白煙なし 白煙なし
運転切替 異常運転 フィルター差圧
7501500
2250
250
運転切替 異常運転 フィルター差圧
2250
250
1500 750
CRH-20Wによる過塩素酸白煙の除去例
発生条件 加熱温度:250℃ 試薬量:各10cc ビーカ:10個
発生源 装置設置前 装置設置後