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Oracle Direct Seminar
知的資産経営と日本の城~日本の城と比較した経営を考察~2010年7月16日(金)日本オラクル株式会社EPM/BI事業統括本部 BIソリューション部部長勝山公雄
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アジェンダ
• 知的資産経営とは?
• 日本の城について
• 知的資産経営と日本の城の相関関係
• KPIデザインを考察無償技術サービスOracle Direct Concierge
http://www.oracle.com/lang/jp/direct/services.html
・Oracle Database バージョンアップ支援・Oracle 構成相談(Sizing)サービス・パフォーマンス・クリニック・サービス・SQL Serverからの移行アセスメント・DB2からの移行支援サービス・Sybaseからの移行支援サービス・MySQLからの移行相談サービス・PostgreSQLからの移行相談サービス・Accessからの移行アセスメント・Oracle Developer/2000 Webアップグレード相談・仮想化アセスメントサービス・ビジネスインテリジェンス・エンタープライズエディション・アセスメントサービス・簡易業務診断サービス
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知的資産経営とは?
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知的資産経営とは?
注)経済産業省知的資産経営ポータルHPより引用
http://www.meti.go.jp/policy/intellectual_assets/teigi.html
「知的資産」とは、人材、技術、組織力、顧客とのネットワーク、ブランド等の目に見えない資産のことで、企業の競争力の源泉となるものです。
これは、特許やノウハウなどの「知的財産」だけではなく、組織や人材、ネットワークなどの企業の強みとなる資産を総称する幅広い考え方であることに注意が必要です。
さらに、このような企業に固有の知的資産を認識し、有効に組み合わせて活用していくことを通じて収益につなげる経営を「知的資産経営」と呼びます。
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世界的不況と日本社会
サブプライムローン問題に端を発する世界的な金融危機が到来。
企業の在り方をどう考えるのか?
成熟化された市場での
体制強化が必須
金融危機
アメリカを始めとする世界的な金融政策が打ち出されるものの、先行きが不透明との見方が強い。
不透明な金融政策
日本の65歳以上の人口は2010年には2000万人とも言われている。また、日本の人口全体も減っている。
少子高齢化社会
環境問題に対する規制は強化される一方で、継続的なエコロジー技術開発が必要。
環境にやさしい技術革新
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企業の実態と企業評価の乖離
有価証券報告書
など
金
人モノ
財務情報
国
投資家
取引先
銀行
IFRSの導入
他には
ないか?
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非財務情報(KPI)の検討
他には
ないか?財務情報
売上高
売上原価
ROE
・・・など
非財務情報
商談数
クレーム数
特許出願数
・・・など
他
知的資産に関する情報が注目されてきている
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知的資産経営報告を開示・評価する意義
企業価値が増大する
経営資源が最適に配分される
資金調達が容易になる
従業員のモチベーションが向上する
知的資産への再投資が可能となる
企業価値の分析精度が高まる
企業のリスクを評価できる
成長性の高い企業を見抜くことができる
企業側から見たメリット 評価者側から見たメリット
企業は知的資産をいかに管理し、改善を行い、ステークホルダーに開示していくかが鍵となる。
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知的資産経営報告と既存の報告書の関係
どうやって開示するのか?
『知的資産経営報告』(年次報告書の中でも可)
財務諸表
• 財務データに関する情報
環境報告書
• 環境の維持・改善に関する情報
知的財産報告書
• 知的財産に関する情報
CSR報告書
• CSRに関する情報
その他の報告書
・知的資産経営報告は、経営全体について数枚程度でまとめたもの。
・知的資産経営報告の内容を詳細に説明する報告書等があれば別添する。
(知的資産経営報告の多くはアニュアルレポート等に記載されています)
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日本の城について
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城とは?
「城」という言葉の語源は「土より成る」であり、地面を掘り、土を盛って囲った区画が最初の城として理解されます。つまり、原始に遡れば、自分の家の領域や区画を示すために、柵や堀で自分の生活空間を取り囲むことを指します。それが集落となり、領土となり国となって発展し、一般的にイメージされる城へとなってきました。
家 柵・堀 集落 城
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山城から平山城、平城へ山城は軍事的側面を最優先して選地されており、戦いのための戦略的拠点でした。そのため、交通の便も悪く、領国支配に適さない場合も多々みられました。戦国末期になると、小大名は淘汰され、多くの国々を領有する戦国大名の争う時代となりました。領土を拡げた大名は政治経済の中心とするため、だんだんと低地に降り、平野の中にそびえる小高い丘に立地する「平山城」を作るようになってきました。戦国後期になると城郭建築技術が発展し、平地や河口部にも築城が可能になることで「平城」が誕生しました。江戸時代に入ると争いがなくなり、一国一城令も発布されたこともあり、代表的な城だけが残り、完全に城は政治経済中心となりました。
戦国期以前
戦国前期
戦国後期
江戸時代
形態 山城 山城 平山城 平城
防御 防御 防御・政治 政治目的
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天守(1/2)
長野県松本城
神奈川県小田原城
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天守(2/2)
島根県松江城
岐阜県犬山城
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石垣
兵庫県竹田城
広島県福山城
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堀
山口県萩城
静岡県山中城
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櫓
石川県金沢城
新潟県新発田城
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城の主な構成要素
天守(兵庫県姫路城)
石垣(岡山県備中松山城)
堀(東京都江戸城)
櫓(岡山県津山城)
土塁(長野県松代城)
橋(大阪府大阪城)
庭園(静岡県駿府城)
装飾など
滋賀県彦根城岡山県岡山城
岐阜県岐阜城 鹿児島県鹿児島城
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知的資産経営と日本の城の相関関係
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相関関係について
知的資産経営
城企業
知的資産経営の考え方を企業に当てはめるために、まずは城に例えて解釈をさせていただきます。
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城の時代における知的資産は?
• 人的資産:大名、武将、兵士、農民、商人、大工、庭師、茶人など
• 組織力:部隊、小隊など
• 経営理念:全国制覇、平和な国づくり、独裁など
• 技能:石垣、橋、堀などの構築、城の装飾、庭、お茶など
知的資産
• ブランド:家紋、短刀、壺、茶器など
• 戦略秘密:隠密諜報行動、合戦予測、行軍ルート予測など
• ノウハウ:啄木鳥戦法、釣野伏せ、和睦など知的財産
• 門下制度:○○流、師範制など
• 宗教制度:○○宗、○○菩薩など
• (のれん)知的資産権
1400年代から1600年代における知的資産の例を挙げます。
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企業と城マッピング
※ プレゼンターの主観によりマッピングしているため、イメージが異なるなどはご容赦ください。
一つの城が一つの企業であると仮定した場合のマッピングを勝手に決めました。
企業
オフィス社長役員管理職営業職技術職製造職
アライアンス職セールスツール
OA用品
城
居城大名 or城主(支城)
側近武将 or隊長
兵士エンジニア農民商人武器防具
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知的資産に関する企業と城の比較
知的資産の違い
管理におけるメリット
管理におけるリスク
開示のメリット
開示のリスク
知的資産の守り方
企業
技術、ネットワークなど
精度の高い改善活動
情報量の多様化
評価者への理解
ノウハウの流出
権利保護
城
築城技術、芸術的
精度の高い改善活動
俗人的な情報
威光、威厳を示す
攻め込まれる
傷害による流出防止
※ プレゼンターの主観によりマッピングしているため、イメージが異なるなどはご容赦ください。
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石垣に注目
長野県小諸城 東京都江戸城
何が違いますか?
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石垣の技術革新
野面積み(のづらづみ)
• 三つの積み方の中で最も古いもので、自然の石や粗割りしただけの石を用いて積む技法です。
打込接(うちこみはぎ)
• 形や大きさをそろえた割石を用いて積む技法です。隙間には小さな石を埋め込んでいます。
切込接(きりこみはぎ)
• 割石を丁寧に加工し、隙間なく積む技法で、きれいに積み上がるため、垂直度も上がります。
登り易いのはどれでしょう?
石垣の積み方として代表的な三種類の積み方を示します。 正面から見た図
発展
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ITの技術革新と石垣の技術革新
技術の発展によって、知的資産の価値も変わっています。
石垣の技術革新をITと比較します。
野面積み 打込接 切込接
COBOL C言語 Java
プログラム開発
ツール開発
アプリケーションPKG
などなど・・・いかがでしょう?他にも対比して考えてみましょう!
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KPIデザイン
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BI Expressフレームワーク
上記、代表的なフレームワークに加え、様々なフレームワークを状況に応じて適用します。
OracleのBIノウハウが詰まった、情報活用を整理するフレームワーク
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指標ツリーの意義
• なぜ指標ツリーか• 指標間の関連性を明らかにする
• 「見えている」ところと「見えていない」ところが明らかになる
• 目標をブレークダウンし、具体的な活動内容に落としていくことができる
3階層を目安に作成してください
指標A
指標B
指標C
指標D
指標E
指標F
指標G
指標H
指標I
指標J
指標K
指標L
指標M
指標N
指標O
指標ツリー
上位モデル
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指標ツリーの心得
一、 トップ指標を明確にすべし
一、 下位指標は影響指標で二択にすべし
一、 定性指標も活用すべし
一、 もれあり、ダブリあり
一、 メンテナンスを忘れるな
指標ツリー五箇条
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テーマ選定例
城
企業
未熟期 成熟期
防御力 政治力
売上高 収益力
事業ライフサイクル
の観点に対比した
指標ツリー例を
ご紹介します
戦国期以前
戦国前期
戦国後期
江戸時代
導入事業
成長事業
成熟事業
衰退事業
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指標ツリー例(城の場合)
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防御力
強度
耐久性
城内攻撃力
防壁力
武力
訓練度
兵力
攻略難度
重要度
大名ブランド
影響度
肥沃度
商力
農力
価値
優位性
ターゲット市場
モノ
人
ポテンシャル
金
プロセス
質
量
シンボル
ポジション
営業
技術
未熟期 成熟期
政治力
影響力
ブランド
大名力
著名人力
輝度
城内
城
統治圏
規模
財力
人口
外交度
輸出
輸入
価値
質
量
無意識
意識
内
外
トップ
プロセス
金
人
出
入
その他
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指標ツリー例(企業の場合)
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売上高
独自性
製品
設備力
製造力
技術力
スキル
技術者数
市場規模
伸び率
ブランド
イノベーション度
市場金額
営業力
マーケティング力
価値
優位性
ターゲット市場
モノ
人
ポテンシャル
金
プロセス
質
量
シンボル
ポジション
営業
技術
未熟期 成熟期
収益力
知的資産
ブランド力
社長力
著名人数
スキル
創出スキル
拡大スキル
営業利益
コスト
原価
人件費
売上高
営業力
展開力
価値
質
量
無意識
意識
内
外
トップ
プロセス
金
人
出
入
その他
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まとめ
34
価値
関連付け
表現
知的資産価値の理解
価値が創造できたなら、関連付けをしっかりと行って表現することが、
知的資産価値の理解につながり、企業および評価者のWin-Winを創ります。
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